ここまで、私の考える、成功の法則
結果 = 能力 ☓ 時間 ☓ エネルギー について話させて頂きました。
この時間とエネルギーの部分を確保できれば、ほとんどの方は、勝てるトレーダーになることができると思います。
ただ、今からお話する、「プロのトレーダーになるまでの道のり」を、知っておかないと、自分が今どのぐらいのレベルにいて、どういう状態であるかを知っておかないと、やはり不安になつて、せっかく勝てる寸前まで来ているのに諦めて辞めてしまうと勿体ないので、 特殊な人を除き、私の経験からおそらく大体の人が歩む道だろうというところで、
「プロのトレーダーになるまでの道のり」を、上達曲線を使って、お話しさせてもらおうと思います。
継続してトレードをし続ければ勝てるようになると思いますが、多くの方が諦めて辞めていきます。それは、トレードに限らず、ほとんどのものに当てはまりますので、参考にしていただければと思います。
上が、一般的に言われている上達曲線で、下が、私のイメージするトレードで勝てるまでの上達曲線です。 私が考えるに、一般的な上達曲線と、トレーダーの上達曲線は少し違うように思いますので、まずは、一般的な上達曲線について話させてもらいます。
一般的な上達曲線
横軸が時間で縦が上達のレベルです。
上が一般的な上達曲線になります。
例えば、スポーツのテニス、サッカー、野球、囲碁、将棋、プロを本気で目指した場合などは特に当てはまると思います。
最初の挫折は三日坊主というもの。
新しいことを習慣化することはけっこう難しくて、何かをやり始めたが無理と思ってやめる。
その三日坊主を乗り越えた後は、何かやり始めた時って「ワクワク」して楽しくて、結構、楽しい時期が続きます。
全くのゼロからなので、いろいろなことを学びながら、いろんな課題をクリアしながら、暫くは、楽しい期間が続くんですが、毎日、基本的に同じことをずっと繰り返してるだけで、自分は上達してるのかなってことを、頭の中で考え出します。
実際、ある期間、時間に対して上達が止まったように感じる時期がきます。
この期間が、上達曲線でよく言われる「プラトー」です。
通常、人の思うイメージとしては、時間と比例して上達していくよいうなイメージ、人の期待感もあるのかもしれませんが、実際はプラトーという結構、長い期間、上達が停滞してるように思える時期がきます。ただし、上達ということで言えば、上達が止まっている停滞という訳ではないです。
このプラトーという時期、そういう期間が上達するまでにあるんだということを知っておくと、諦めて辞めずに、また頑張ろうと思えるようになります。
この時期に、自分はここが限界と思って、諦めて辞めていく人も多いです。
プラトーはフランス語なんですけども学習平原って言われたりします。
感覚として上達してるようには感じないんですが、
この期間もコツコツと同じようにちゃんと頑張ってるとどうなっていくかと言うと
ある日、突然、今まで粛々とやってきたことが繋がって「セレンディピティ」がくる。
粛々と一見関係ないことだったらいろんな学びと経験を通してたらある日突然に繋がって上達する。
プラトーを乗り越えると、セレンディピティという状態が起こって加速度的に上達する時期が来ます。
セレンディピティとは予想外のものを発見することや、何かを探しているときに探しているものと別の価値があるものを偶然見つけること、ひらめきを得ることと。
言葉は、あるイギリス人がつくった造語だそうですが、このセレンディピティを起こすためには
偶然が起きる場を用意するための現場での数多くの試行錯誤があって、それを前提に、偶然生じた反応を見落とさないでなにかに気付く、さらに、それを、新しい価値観として受け入れる。
すでに知識や経験やスキルがないと、出会ってもそれがセレンディピティだと気づかない。
プラトーの時期を耐えて乗り越えたら、セレンディピティがやって来ることを理解すること。
挫折しないための一つの歯止めとして、プラトーとセレンディピティを知っておくことが重要です。
そういう状態、そういう時期があるということを知っておけば、人は先が見えないと不安になるので、その不安も軽減できます。
いつまで続くのか、どういう状況なのかということが分かれば、人間はその不安を乗り越えることができますけれども知らないで、単に自分は停滞しているだけだと思ってしまうとモチベーションをなくしてしまいますよね。
基本的にはこの時期をどうやって乗り越えるか、それは、プラトーがきたなって、思っていればちゃんと乗り越えることはできます。
福利で伸ばす1つの習慣と同様に。
ずっと続けてれば確実にその能力ってのは複利で増えていきます。
上達への一番の近道はとにかく続けることです。
トレーダーの上達曲線は普通と違う
トレーダーの上達曲線は一般的な上達曲線と違う部分があります。
あくまで、私の考え方になりますが、なぜそういう曲線になるかをトレードで負ける要因とその心理状態も含めて、私なりに考えたので、お話しします。
まず、負ける要因についてですが、
負ける要因
記事「負ける要因を探る」で、詳しく解説しています。
人間本来の性質
人間は本来、負けやすい生き物
プロスペクト理論、雪だるま効果など人間本来の性質
プロスペクト理論は有名ですが、
人間がリスクを伴う意思決定の際に価値の感じ方が異なり、利益よりも損失の方を重大に捉えるという認知心理学の理論(損大利小になる)
雪だるま効果は、何かの書籍かウエブ上で解説されてたかが思い出せませんが、
非常に印象に残った文章があって、
「神経経済学の研究者の調査によれば、トレーダーがトレードしようとしているときの
脳のスキャン画像は麻薬依存症患者が大麻を吸うときの脳のスキャン画像と同じだそうです。
そして、その研究でトレーダーと麻薬依存症患者に共通する現象が見つけ出された。
それは、振る舞いの結果がどうなろうと続けたいと思う願望が強くなる現象で、雪だるま効果と言われている現象です。」
( ただ、トレードの状況にはよるとは思いますが、)
悲しいことに、損失を被ったトレーダーはリスクを減らすことよりも、もっとリスクを取りたいと思ってしまう。
もうどうにでもなれという「やけっぱち」のトレードになる場合がある。
その結果、口座は破綻する。
歴史から学ぶ負ける要因
「今でしょ」の林修(おさむ)先生が言っていたんですが、戦いの歴史の本を読んで、何が要因で負けるのかを考えたときに、負ける要因が3つあると言ってます。
歴史から学んだ負けの本質的な要因として三つの要因を挙げてます。
一つは「情報不足」、二つ目は「思い込み」、三つ目が「慢心」です。
トレーダーの上達曲線に戻りますが、
初心者や初級者、又はトレードは長くはやっているが、トレードの経験自体があまりない方、この方たちが、資金が増えも減りもしない「トントンの状態」までにいく道のり。
これは、プラトーのレベルと言えるのではないかと思いますが、そこまでいく道のりが、一般的な上達曲線と違うと思っています。
トレードをはじめた最初、初心者のころは、結構、勝てたりするので、上達曲線は、全くスキルがない状態からすれば、そこそこ上達します。
全くの初心者のころ、トレードを初めてから最初の数ヶ月は、運のいい人は、結構、勝てたりします。
理由は簡単で、損切りしないからです。耐えるんです。頑張って耐える。
特に、相場はレンジ相場が多いので、日足のレベルでレンジ相場になってる状態の時には、思った方向から逆行しても価格はたいてい戻ってきます。
含み損を抱えていても、しばらくしたら戻ってきて、とんとんか少しの勝ちで、トータルプラスになってたりします。
初心者のころは、エントリー回数もトレードに慣れてないので多くはないです。
トレードを始めたての時のエントリーは、自分が見て、「これは上だろう」、「下じゃないか」という、値ごろ感で入っていきます。
そんなに連敗が続くという経験もしてない為、精神的にもさほど落ち込むこともないし、大損を食らったりしてないので、相場に対する恐怖心もないです。
トレードが楽しいと思える時期です。
なので、初心者の方で、勝っている方が結構いたりします。
勝率も良かったりします。
理由は簡単で、初心者は損切り出来ない人が多いので、当たり前の事なんですが、基本的に損切りしなければ勝率が上がります。
ストップを置いてもずらしたりとかして、塩漬け状態になったりして、基本的には負けないです。
ただ、それでずっと勝ち続けられるかと言えば、必ず負けます。
プラスにはなってるので何とか買ってるんじゃないかと思い込むんですが、これが長く続くかといえば続かないです。
こういうトレードをしていると、トレンドが発生して一方方向に行った時に、戻るだろうという意識が強くて、そのまま全部持っていかれるパターンが多いです。
これは当たり前ですが、一方向に価格が動いて、損切りしなければ、全部持って行かれて負けます。ひどい時は、思い込みでナンピンとかしてしまうんです。結局全部持って行かれてしまうパターンです。 かなりこれでやられる方結構いるんじゃないかと思います。
これは、初心者の方によくありがちな負け方だと思います。
ステップ1 学ぶほど負ける
それから、どうするかと言うと。ちゃんと、損切りを設定してトレードをしなくてはと、一生懸命勉強はするんですが、トレードスキルがそんなに簡単に身につく訳ではありませんので、初心者でトレードを始めた頃以上に負けが、続きだします。
負けが続きだして、「もっともっと頑張って勉強しよう」といろんなことを勉強し出します。
初級者になってくると、YouTubeやブログや情報商材、いろんな情報をかき集めてきて、いろんな人の話を聞いて、こういうやり方もある、ああいうやり方もある、もしくはこんな考え方もある、あんな考え方もある、いろいろな情報が自分の中でなかなか整理できない状態で、やる気だけはあるので、一生懸命に勉強します。
特にMACD、RSIなどのオシレーター系のシグナルに走るのが多いです。
勉強して武器を色々とそろえるが、基本的な事ができてないし、使い方が間違ってるなどで勝てません。
いろんなことを試しながらトレードするんですが、自分のトレードにおける軸が定まってないので、軸が固まってないということは、右往左往しながらトレードしますので、なかなか勝てるようになりませんし、トントンの状態までにもなりませんので、負けがだんだん増えてきて損失が膨らんできます。
資金管理が、できてなかったりすると口座が破綻して退場になります。
ここで退場になるまでの、状況と心理状態について解説すると、
一つ目が「情報」、データ不足です。
先程も話しましたが、一生懸命に勉強はするんですが、それでも情報量としては全然足りません。
この時間帯にはこういう価格の動きをするとか、大口がストップを狙いに行ったとか、売りのポジションが貯まりすぎていいるなとか、これは、経験による情報の部分が大きいので、初心者や初級者にはこういう情報は知識としては知っていても、それを活用するのは難しいと思います。
二つ目が「思い込み」です。
これはよくやります。
「高橋ダンさんが、ドル円は買いだ」と言っていた。
チャートの分析は、自分なりにはしているんですが、自分の分析に軸がなく自信がないので、人が言った内容が、トレードのバイアスとなって、上るだろうと思い込んで、相場の状況が変わってもずっとそのまま、上にいくだろうと勝手に思い込むパターンです。
そもそも、最終的に上昇したとしても、時間軸が日なのか、1時間なのか、5分なのかでトレードは全く変わってきます。
例えば、初心者の方、自分が上昇、買いだと思いこんでエントリーしてポジションを持っている時、相場の状況が変化して下がっていった時に、「あこれ方向が違う」といって ドテンできますかね。これ、なかなかできないと思います。
反対に、ここは絶対、上に違いないと、何を根拠にしているのか解りませんが、ナンピンをかけたりするんです。
そうすると、これがまた、そのまま一気に反対の方向に持っていかれて、最悪、退場という形になったりします。初心者の方は結構いるんじゃないかと思います 。
ですが、熟練のトレーダーは、いろんなシナリオを持ってますから、相場の状況が変わったら、「あ、これ方向変わったな」と思ったら、それに合わせてシナリオを変えてきます。
口座破綻に至るまでの精神状態
『死ぬ瞬間』(死とその過程について)という書籍があります。
著者のキューブラー=ロスは200人の死にゆく患者との対話の中で、
死を受け入れるまでには5つの段階があることを発見しました。
(ただし、すべての患者が同様の経過をたどるわけではないとしています。)
この5つの段階での心理状態と損切りできない心理状態に共通点があるという話を教えてもらいました。
その内容が、まさしく自分の体験した経験に当てはまっていたので、自分が取っている行動や心理状態は、きっと人間本来、持っているもので当然の反応だと納得しました。
現在自分がどの段階の心理状態であるかを認識できるようになれば、より早く、損切りを克服できるようになるのではと思います。
また、そういった心理状態にならない為にはどうすればいいかを、私なりに考えたので
を参考にして頂ければと思います。
死を受け入れるまでの各段階と損切りするまでの心理状況の共通点
第1段階 「否認」と「孤立」
人は不治の病を知ったとき、患者は大きな衝撃を受け、自分が死ぬということはないはずだと否認する段階です。
トレードでは、自分が信じてエントリーした方向、
例えば、「買い」でエントリー、しかし、価格が逆の方向に進んでいくと、「おかしいこのチャート分析から、或いは、テクニカル指標から間違いなく価格は上昇していくはず、下落していくはずがない。」
「経済指標の値が予測値より強いのだから、価格は上がっていくはず、下がるはずがない」というように 目の前に起こっている事実を認めようとしない 。
現実を認めることができない段階で、含み損から現実逃避するために自分の都合の悪い情報を遮断して、必死で自分に都合のよい情報を集めようとします。
第2段階 「怒り」「見当違いに当たり散らす段階」
第一段階の否認を維持することができなくなると、怒り・激情・妬み・憤慨といった感情がそれに取って代わります。
なぜ自分がこんな目に遭うのか、死ななければならないのかという怒り、その感情が抑えきれなくなり、周囲に向け当たり散らす段階に入ります。
トレードでは、買えば下がる、売れば上がるの繰り返しで、思い通りにならなくて、声を荒げたり、人にあたったりと怒りを爆発させた経験があると思います。
第3段階 「取引」
延命への取引。「悪いところはすべて改めるので何とか命だけは助けてほしい」
あるいは「もう数ヶ月生かしてくれればどんなことでもする」などと死なずにすむように取引を試みる。神にすがろうとする状態。
トレードでは、
「なんとか、今回だけはなんとか、エントリー価格まで戻ってくれ」あるいは、
「許容できる範囲の含み損まで戻ってくれ、何でもしますから・・」
と 祈ったり、懇願したりします。
「今度から必ず、トレードルール通りにします。ルールで決めた価格でかならず損切りすることを約束します。だから、今回だけは、戻ってくれ・・・」
著者、キューブラー・ロスは、
幸運にも神様が取り引きに応じてくれる場合があります。
ただ、「神様への取り引き材料」を捧げたにも拘わらず、約束を守った者は一人もいないと言っています。
神様にもう一度取り引きを持ちかけます。
「その後はどうなってもいいから、どうかこの願いだけは叶えてください。」
トレードでも同じです。大きな損失をだして、こんどから絶対ルールを守ろう損切りを決めたルール通りに絶対やろうと自分に約束し、決意しますが、何度も何度も、同じ失敗を繰り返します。
そして、今回だけは・・・・と、また祈ったり、懇願するのを繰り返します。
第4段階 「抑うつ」
取引が無駄と認識し、運命に対し無力さを感じ、失望し、悲しみ、意欲喪失、絶望感、悲壮感、思考制止など、精神的に落ち込みひどい抑うつに襲われなにもできなくなる段階です。
トレードでの状態では、もう価格は戻らない、最悪の状態だが切るしかない。
自分の願いは叶わないと悟り、抑うつの状態に入ると、とてつもない自己嫌悪に襲われます。
なぜ、ここまで含み損が増える前に損切りできなかったのか?
なぜ、ルール通りに損切りしなかったのか、自分があまりにも哀れで無力な感情に支配されてしまいます。
第5段階 「受容」
部分的悲嘆のプロセスと並行し、死を受容する最終段階へ入っていく。
最終的に自分が死に行くことを受け入れるが、同時に一縷の希望も捨てきれない場合もある。
受容段階の後半には、突然すべてを悟った解脱の境地が現れる。
希望ともきっぱりと別れを告げ、安らかに死を受け入れる。
ではこういった状態にならないためにはどうすればいいのか。
死は、人間にとって最大の恐怖であり最も受け入れ難いものです。
まず、死の病の突然の宣告
これは、思っても見なかったことが突然起こる、だから、最初は信じられず、現実から逃避してしまいます。
トレードでは、この「おかしい」、「なぜだ」と思って、現実逃避している間に含み損が拡大していきます。
これを回避するにはどうすればいいか。それは、
『相場では何事も起こり得る』ということを、しっかり認識しておくということです。
なぜ、経験豊富なトレーダーが損切りに対して素早い対応ができるかというと、
『相場では何事も起こり得る』 ということを、経験からしっかり認識しているからです。
トレード経験のない人は、今の話を聞いて「そんなバカな」、と思われるかもしれませんが、
実際にやっていただければわかりますが、結構そういう状態に陥ります。トレードをはじめたころの、あるあるです。
最初のうちは必ず負けますのでこういった精神状態になってかなり苦しい状態を体験することになると思いますが、
こういう状態になるというのを、知って理解しておけば、ある程度、自分を客観的にみることができるので知っておくことは非常に大切なことです。
今聞いていただいてる方の中には退場された方も結構いらっしゃるんじゃないかと思います。
私もそうですが、リベンジだという気持ちで口座に入金しても、多分、入れた資金は、溶けると思います。
何度か、口座破綻を経験したような人であれば、入れる金額は関係ないというのに気付くはずです。
FXトレードにおいて「投資は、大きな金額を持っているほど有利」なんてことはないです。
金額には関係なく少資金で勝てなければ、どんだけ大きな資金を入れても勝てるスキルがない状態では、損失が大きくなるだけ、最悪、破綻する状態になります。これは、当たり前のことなんですが。
初めのうちはボコボコにやられて、そういう精神状態になるんですが、これも慣れです。資金管理の話でもしてますが、最大で負けてこのぐらいっていうのが、感覚的に解っていて、損切りも、必要経費と思っているので、上級者になるとこういう状態にはなりません。
口座破綻の原因ですが、
そもそも、損切りしないのが問題ですが、固定ロットではなく、資金の%で運用していればそんなに退場にはならないです。
簡単な例として、エントリーの金額として解りやすくした場合、
1回のエントリーでのリスク(損失)を資金の2%としたら、
10万円の2%のリスクでは、負けた場合、2000円の損失
これが、連敗が続いて。資金が5万円になった場合には、
資金5万円でのエントリーでは、負けた場合には1000円の損失になります、
つまり、資金の%で運用すれば、資金の増減に合わせてリスク(損失)の金額が調整されるので、
よっぽどのことが無い限り破綻まではいかないはずです。
この部分は 記事 資金管理の重要性 で詳しく解説しています。
熟練のトレーダーは固定ロットでも、だいたい負けてこれぐらいという感覚があるので、固定ロットで入っていっても口座破綻にはなりません。
負けの要因は色々あると思いますが、退場する原因は資金管理です。
資金管理さえしっかりとしていれば、退場することはまずないです。
ステップ2 プラトーの期間
今まで以上に勉強し経験を積む
ここからです、「なんで負けるんだろう」というのを、今以上に真剣に考え出します。
最初は。勝つんだと思って、「どうしたら勝てるんだろう」と考えてたのが、「なんで負けるんだろう」、「なんでエントリーした瞬間に逆行するんだ?」、「なんで自分が置いた損切り価格にヒットした後に反転すんだ!」など、「どうしたら勝てるんだろう」という思考から、「なんでこうなるの」というふうになります。
そして、「なんでこんなのでかてるんだ」「勝てるわけない」「勝てる人は特別だ」と思うようになります。
この時点で、先程お話したように。大きく損失を出して退場していく方も多いと思いますが、
損失がふくらんできても、まだ、「頑張ってトレードやるぞ」という人、あるいは、口座が破綻しても、「リベンジだ!」と思って、また、口座に入金してやる人。
ここから、ようやく、トレードの本当の勉強がはじまります。
そういう方々が、また、いろいろ情報を集めだして、試行錯誤しながら、例えば、「チャートを手書きするとか」、色々、考えながらトレードに取り組むんですが、根本的な部分が解ってないと、勝てるようには成りません。
トレードにおいてのプラトーの時期
それでも頑張ってトレードを続けていると、勝ったり負けたり、というトントンぐらいまでの状態が続くようになります。 トレードのスキルにおけるプラトーの期間に入ります。
ここまでくると、精神的にはおそらくかなり、楽になると思います。
理由は、勝ったり負けたりしても資金が増えないけど減りもしないので、精神的には安定してくると思います。
精神的に安定してくると、勝ったり負けたりしている中で、また、いろいろ試行錯誤して勉強しながら、「どうやったら収支をプラスに持っていけるか」というのを考えていくわけです。これからようやく、勝てるような要因が出てくるのかなと思います。
ただ、中級者ぐらいになって負けなくはなっても、なかなかすんなりと勝てるようにならないのです。口座の資金が安定して伸びていかない時期です。 当然、トレードスキルの面もありますが。他の要因として大きいと思うものがあります。林先生が言った。三つの要因の1つが大きいと考えています。
一つ目の「情報不足」。情報不足に関しては中級者レベルになればあまり関係ないと思います。
ある程度、トレードスタイルも固まってきてるし、変なバイアスがかからないようにしたいので、基本的にあまり情報を入れなくなると思います。
二つ目の「思い込み」。これも結構、相場は自分の思い通りにならないと分かってきますし、シナリオもいくつか作れるようになると思いますので「思い込み」しなくなります。
そして、3番目が「慢心」です。
これが結構厄介で、なかなか勝てるまで行かない要因が、この「慢心」だと思います。
ある程度、勝てるようになると、人間の本質として「慢心」というのが出てくるんです。
連続で2から3回、自分が予測したシナリオどおりになって勝ったときなどは、必ずといって、大きく負けていた記憶があります。
「よっしゃこれで行けるって言うふに勘違いをするんです」
「俺はできるん」だっていう勘違い。
調子に乗って、ロット上げた途端に大負けしたり、オーバートレードになったりします。
中級者レベルの方は、そういう体験をされた人も結構いるんじゃないかと思います。
そうは言っても自分なりに負けてもこれぐらいと感覚的にわかってるので、破綻して、退場にはなりません。こういうのをプラトーの時期は繰り返すんじゃないかと思います。
自分のやり方が固まってるんですが、慢心で結構やられる。
中級者くらいになると、この「慢心」が一番やばいんじゃないかと個人的には思ってます。
ステップ3 トレードでのセレンディピティ
YouTubeやブログのタイトルで、「私が勝てるようになったきっかけ」というタイトルをよく見ますが、きっかけとしては、その内容かもしれませんが、その人がそれまでにしてきた色々なことが繋がって、結果、これが最終的に私が勝てるようになったきっかけですということだと思います。
自分がいろんなことを勉強してきて、昔の経験を思い出しながら、いろんな人の話を思い出しながら、トレード検証やライブトレードしながら試行錯誤を繰り返していると、そしたら、何かをきっかけに、「あ、そういうことか」というのが見えてくるんだと思います。
「勝てるようになったきっかけ」は、人それぞれ違ったりするんですが、根本的に相場がどういう動きをするのかとか、手法とかじゃなくて、根本的なところです。
波動であるとか、相場の全体像、トレンド相場とレンジ相場の自分なりの見分け方とか、環境認識の部分です。そういったところだと思います。
相場全体の相場観というものではないかと思います。
ある程度ずっと負けない状態が続いて何かをきっかけに、勝てるようになるっていうのが多いのかなと思います。
上達曲線で言えば、「セレンディピティ」の状態を体験して、勝てるようになった。
といえるのかもしれません。
それは、人それぞれで、それまでのトレード経験もあるし、その人のトレードスキルもあるので、これも、人それぞれだと思います。
それは、誰の力でもなく、その人が今までやってきた経験であるとか、努力であるとかという部分しかないと思います。
なので、諦めずにトレードをずっと生き残ってやっていれば、最終的には、勝てるようになるのではと思ってます。
ただ、これも私の考えですが、正しい勉強法と、正しいトレーニングをしないと、無駄な時間をかなり過ごすんじゃないかと思います。
ということで、私が思う、「勝ち続けるトレーダーになるまでの道のり」を話させてもらいました。
初心者、初級者のみなさんへ
初心者講座というカテゴリを作っていますが、基本用語などは入れてません。
実際のトレードに関すること以外のものに関してのFXの基本はネット上にあふれていますので、そちらを参考にしてください、
ただ、このぐらいは解ってないとねというものに関しての、50問テストを作ってますので、それで、80てんぐらいはとれるようにはして下さい。
あなたの過去の生活の結果が今のあなた
厳しいことを言いますが、今、トレードで勝っている人が5%ぐらいだとして、今までに、退場したかを考えれば、本当に、FXで勝ち続けて実際に残る人は全体の1%も行かないんじゃないかと思います。
負けている方や退場した方が、適当にやってたか、と言えば、当たり前ですが、お金が掛かっているので真剣にやっていたと思います。
成功の法則、
時間の項目でいろいろと話してきましたが、
大抵の人が努力して頑張っています。あなたも、頑張っていると思います。
ですが、
あなたの過去の生活、時間の使い方、取り組み方、あなたが今までに選択して、やってきた結果、その結果が、今のあなたの生活です。
少し、モチベーションを上げたからといって、その生活は変わりません。
トレードにおいても、はっきり言って、あなたの今の生活の延長では勝てません。
絶対的な時間量とそれに付随する経験値が確保できなければ、退場することになると思います。
なので、未来のあなたの生活を変えるには、今のあなたの生活を変える必要があります。
もちろん、何パーセントの人かは、生活改善しながら、集中して物事に取り組んで結果を出していると思いますが。それが、できているのは、非常にごく一部の方だと思います。
いやいや、私はやってますという自信のある方は、そのまま続けて頂ければ結果が出ると思います。
まず、やるべきこと
時間確保、情報収集、時間効率(作業効率)を上げる
それを習慣化(継続していく)できる環境を作る
自分であるレベルを設定して、それをクリアするまでは、徹底的に投資に時間を費やすことをオススメします。
エネルギー、モチベーションの部分では、
「なぜFXをするのか」で書いてますが、トレードの本質的な部分、勝つ負けるということについて相手がいるわけではないです。
トレードは他人との競争、例えば、スポーツや囲碁将棋、対戦ゲームもそうですが、あいてがいるものにおいては、いくら頑張っても。相手が強ければ負けます。
上位3位までが賞金とかなら3位までに、はいらないと賞金を得ることができません。
トレードは、相手と競争して勝ち上がっていくようなものではないです。
トレードは他人と競争して、参加者の中の数%に入るものではないです。
つまり、自分をコントロールし、自分が頑張ればなんとかなる種目ということです。
これは非常に重要なことです。
あくまで人じゃないです。
自分がどれだけやったのか。その成果としてしか結果として出ないんです。
理由は簡単で、
それは、本質的な部分での、その人の性格や特性があり、いろんな要因が絡み合っている為に、その人に合った、環境とかやり方とか手法でしか、トレードにおいては勝ち続け、生き残ることはできないからです。
根本的にトレードという事柄が、一般的に今までの人生において、やってきたこととは違うんだと思います。
「この方法でこうすれば勝てる」というものではないんじゃないかなって個人的には思ってます。
だから、自分は「どういうトレーダーを目指すのか」が重要になってきます。
勝ち続けるトレーダーになるまでの道のり
では、負けなくなるのが先ということを上達曲線で話させていただきましたが、
初心者、初級者のかたは、すぐ勝ちたい’、早く勝ちたいと焦るのは解りますが、無理です。
負けます。初心者は必ず負けます。これはすべての人がそうだと思います。
勝ちたいのは分かりますが、その前に負けないようになる必要があります。
そのためには、まず最低限のトレードのスキルが必要になります。
なぜなら、FXというゲームは、経験が必用になるから、この経験に2~3年ぐらいはかかると思っていただいたほうがいいと思います、
すべてのプロになったトレーダーも「負け」から入ります。
たいてい、ボコボコにやられて、何度もやられて、その中で、どうしたらやられなくなるんだっていうのを、順番として考えていくんじゃないかと思います。
まず、資金管理です。
資金管理でロットを張りすぎて大きくやられてる、と言うところでロット下げていくようになるんだと思います。
初心者の方が退場させられるっていうのは、最初に大きく損を受けて退場していっていなくなるというのがほとんどだと思います。
中級者ぐらいになって負けなくなるという状態でもかなり時間はかかるかもしれませんが、ただ負けなくなったら多分、トレードをやめないと思います。
やっぱり、そこまでつぎ込んできた時間と労力は、やめればもったいないと思いますし、そういう方はチャンスがあればおそらく利益をあげれるという自信があるんだと思います。
私もそうですが、負けなくなった状態から、後はチャンスを待つだけっていう状態になると思います。
従って、初心者の方は、何としても勝ちたいという気持ちはわかりますが、いきなり勝つのは無理です。間違いなくその前に負けなくなるっていうところまで持って行かないといけません。
じゃあ、どうするかって、やっぱり検証するしかないかなと思います。
基本的に、聖杯とかそういったものはないし、努力しない人が勝っているということは、まあないです。
自分が徹底的に検証して、ライブで経験を積んでいく中でしか勝てるようになりません。
このサイトは、プラトーのレベル、つまりトントンのレベルまで持っていくのが目的であり、その時間を極力短縮する為に作成しました。
たいていの人がプラトーに行き着く前に退場していくと思いますので、プラトーに行きさえすれば、
あとは、人によりますが、その後の勝ち続けるレベルのセレンディピティには、なんとか自分で持っていってもらうようにしてもらいたいです。
セレンディピティの状態が起こるのは、本当にその人に合ったトレード環境や手法、それまでの経験など、いろいろな要因がありますので、一つハードルが高いと思います。
勝てるまでの道のりは、みなさんが思ってるより果てしなく長いと思って下さい。
国が存在し、仮想通貨もあるので、あなたが死ぬ前に、相場の環境自体がなくなることはないです。
焦らず、2から3年ぐらいの長い目で考えて、トレードに取り組むことをオススメします。
そして、いくらAI(人工知能)が発達しても、相場を動かすのは人間だと思います。
裁量で人がするトレードの優位性は、なくならないと思います。
初心者の時期、トレードを始めたころは楽しいです。
できれば、その楽しい状態で勝てるまでいければベストです。
この中から、とんでもないトレーダーが出てくる。アメージングトレーダーさんに期待しています。