【習慣化とルーティン】ジェームズ・クリアー式に学ぶトレーダーのアイデンティティ変革

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■ 習慣化してエネルギーを貯める|継続は力なり

物事を成し遂げる、あるいは新しい行動を起こすということには、相応のエネルギーが必要です。

しかし、行動を「習慣化」することによって、日々の小さな行動の積み重ねがエネルギーの蓄積へと変わり、やがて人生に大きな変化をもたらします。トレードにおいても、感覚に頼る取引を脱却し、一貫した成績を維持するためには、行動を習慣化・ルーティン化することが非常に重要です。

■ 参考になる書籍の紹介

いくつか習慣化に関する本を読みましたが、その中でも以下の書籍が非常に参考になりました。習慣化するための具体的なアプローチが理論的に明確に書かれており、私にとっては非常に解りやすく、実践しやすい一冊です。

習慣がアイデンティティーを形成する(逆もまた真なり)

ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣(フェニックスシリーズ)

概要:
結果を出すためには、「目標」を設定することよりも「習慣」を構築することの方が重要である。 「アイデンティティ(自分はどういう人間か)」に意識を向けることで行動が変わり、その結果として望む成果が得られる。 人間の習慣的な行動は「きっかけ」「欲求」「反応」「報酬」の4つのステップで行われているため、このフレームワークに沿って良い習慣を作っていく。

1.まずアイデンティティを決める

本書では、習慣を変えるための核として「アイデンティティの変革」を挙げています。以下に重要な一節を引用します。

アイデンティティーの変化は、習慣の変化にとって北極星のように指針となるものだ。本書ではこのあと、あなた自身や家族、チーム、会社、その他なんであれ、どうしたら良い習慣を身につけられるか、段階的に説明していく。ただし本当の問題は、「あなたはなりたいタイプの人になっているか」だ。第一段階は、何が欲しいかでも、どうなりたいかでもなく、どのような人になりたいかである。自分がなりたいタイプを知ることが必要だ。そうしなければ、変化への探求は、舵のない舟のようにさまよってしまう。だからこそ、ここから始めるのである。

あなたには、自分について信じていることを変える力がある。アイデンティティーは不変ではない。いつでも選ぶことができる。今日の習慣を選ぶことによって、今日強めたいアイデンティティーを選ぶことができる。そうすることで、本書にこめられた深い目的と、習慣が大切である本当の理由にたどりつくだろう。

良い習慣形成とは、いわゆる仕事術をやみくもに取り入れることではない。毎晩歯をフロス(糸ようじ)で掃除することでも、毎朝冷たいシャワーを浴びることでも、毎日同じ服を着ることでもない。もっと稼いだり、体重を減らしたり、ストレスを軽減したりというような、目に見える成功を達成することでもない。習慣はこれらを達成するのに役立つが、本来は、何かを手に入れるためにするのではない。習慣は、誰かになるためにするものだ。

突きつめれば、習慣が大切なのは、なりたいタイプの人になるのに役立つからだ。習慣は、自身についての深い信念を育てるための手段である。まさに文字どおり、あなたが習慣になるのである。

💡 トレーダーとしてのアイデンティティ設定例

トレードの世界に置き換えるなら、「利益を出したい」という目標(結果)ばかりを追うのではなく、「自分は膨大な過去検証データを持ち、大口投資家(スマートマネー)の動向を客観的に追う、徹底したリスク管理ができるトレーダーである」というアイデンティティ(理想像)を先に定義するということです。

「自分は規律ある検証トレーダーだ」という深い信念を持つことで、毎日のバックテストやルールの遵守という行動が、無理のない自然な習慣へと変わっていきます。具体的なアイデンティティの決め方については、過去の投稿記事「アイデンティティを決めろ」を参考にしてください。

他にも習慣化に関する書籍はいろいろ出ていると思いますので、本屋などで自分に合うものがあれば、ぜひ購入して実践してみてください。

■ ルーティン化することが重要!その効果とメリット。

習慣化に関する書籍は何冊か読んでますが、「ジェームズ・クリアー式複利で伸びる1つの習慣」が実践的で解りやすいと思います。
 他にも。習慣化に関する書籍はいろいろ出ていると思いますので、自分に合うものがあれば、購入して実践して下さい。

ルーティン化することが重要!その効果とは

習慣とルーティンの違い

一般的に、仕事や特定のタスクの中で意識的に定着させている手順や行動を「ルーティン」と呼び、「習慣」は日常生活の中で無意識のうちに定着している行動を意味する言葉となります。

ルーティン化の具体的なメリット

  • トレードのプロセス(環境認識から発注・決済まで)をルーティン化することには、以下のような絶大なメリットがあります。

    • 無駄な思考を排除し、作業効率をアップする 手順を考えたり、その都度迷ったりする無駄な時間をなくします。(例:欧州市場オープン前のチャート分析や、日足・1時間足のサポレジ確認手順の固定化)

    • マルチタスクをシンプルにする 複数の作業であっても、シングルタスクと同様の優れたパフォーマンスを発揮できるようになります。

    • 「いつもの自分」を維持し、緊張や焦りに強くなる ルーティンを行うことで最適な集中力を引き出し、突発的なボラティリティ変化や、大口投資家による流動性の確保(ストップ狩り)の動きに直面しても、感情に流されず冷静に対処できます。

    • 調子に左右されず、最低限のクオリティを保てる 基本動作をあらかじめルーティンに組み込んでおくことで、その日の体調や気分の浮き沈みに関わらず、一貫したリスク管理に基づいた取引を継続できます。

    • モチベーションに頼らず成果を確保する 人間のモチベーションや集中力が乏しくなっている状態であっても、あらかじめ決まった手順(ルーティン)に従うだけで、トレードのクオリティを一定水準に維持できるようになります。

    • 変化に強くなり、成長し続けられる 自身の相場観や検証データの蓄積に合わせて、ルーティン自体を常にバージョンアップし続けることで、市場の環境変化に柔軟に対応しながら成長し続けられます。

    一貫したトレードスタイルを極めるために、まずは日々のルーティン構築から始めていきましょう。

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