タイトル: Forex Simulatorの特徴と機能徹底解説|履歴データを取引して圧倒的に時間を節約するバックテスト戦略
では、Forex Simulator(フォレックス・シミュレーター)の具体的な特徴と機能について詳しく解説していきたいと思います。
まず、こちらのForex Simulatorの販売サイト( https://soft4fx.com/software/forex-simulator.php )にアクセスすると、全編英語で書かれています。そのため、ブラウザ等で日本語に翻訳して進めます。日本語訳が一部完璧ではない部分もありますが、ざっくりと意味がわかれば問題ありませんので、順を追って解説していきます。
販売サイトのトップには「外国為替で成功するための鍵、履歴データを取引して時間を節約する」と掲げられています。このツールの目的は、一般的な検証ソフトと同じように、時間効率を極限まで高めてトレードスキルを磨いたり、自身の優位性のある手法を作成・検証したりするために使うものです。
■ 基本的な使い方と動作環境
Forex Simulatorは、MetaTrader 4(MT4)のエキスパートアドバイザー(EA)として機能します。ダウンロード時は、EA用のファイル形式(.ex4)で提供されます。
ここで勘違いしてはならないのが、Forex Simulatorは「自動売買(EA)プログラム自体のバックテストを行うものではない」ということです。いわゆるMT4に標準搭載されている「ストラテジーテスター」を使って自動売買の成績を測るツールではない、という点をまずは理解しておいてください。あくまで、過去のチャートを動かしながら自分自身で注文・決済を繰り返す「裁量トレード」の練習ソフトです。
■ 豊富な対応銘柄:為替から仮想通貨、商品まで
本ツールでは、主要な60の外国為替ペアに加え、金(ゴールド)、銀(シルバー)、石油(原油)、ビットコイン、イーサリアム、さらには12の株価指数データが提供されています。為替相場だけでなく、世界中の株価指数や商品、暗号資産のデータまでこれ1つで網羅できるのが強みです。
ただし、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を検証する場合、使用するインジケーターによってはプロパティの設定などを少し変更しないと検証しにくいケースがあります。このあたりの具体的な設定方法に関する解説動画も、今後個別にアップしていこうと思っています。
■ 実際のティックデータとデータの信頼度(DD・NDD/STP・ECN)
Forex Simulatorでは、過去の「実際のティックごとのデータ」を使用してシミュレーションを行います。
そもそもティックデータとは、ストラテジーテスター等で自動売買プログラム(EA)の検証精度を極限まで上げるためにも使われる、最も細かな値動きのデータです。特にバックテストの世界では、「Dukascopy(デュカスコピー)」というブローカーが提供するティックデータが非常に高品質であるとして広く使われています。
「ティックデータって何?それって本当に必要なの?」という方のために、別の動画でさらに詳しく解説しようと思いますが、ざっくり言うと、相場を検証する上では「疑似ティックデータ」と「リアルティックデータ」というものが存在します。
さらに、ブローカーの取引システム(注文処理の仕組み)には、ディーリングデスクが介在する「DD方式」と、インターバンクに直接注文を流す「NDD方式」があります。そして、そのNDD方式の中にもさらに「STP方式」と「ECN方式」という仕組みに分かれています。
これらどのデータを使うかによって、バックテストのデータの信頼度が全く変わってきます。取引システムにおけるデータの透明性や信頼性を考えた場合、私は「ECN方式」のデータがベストだと考えています。ただし、実際に私たちがリアルな環境で取引する上ではそれぞれ一長一短があり、同じブローカーの中でも口座タイプによって方式が分かれている場合がよくあります。
ブローカーの過去データを使用する場合の注意点
例えば、FXTF、XM、OANDAなどのブローカーを使って、EAのバックテストをMT4のストラテジーテスターで回す場合は、大抵その使っているMT4が提供しているブローカーの各時間足データを使うのが普通だと思います。しかし、スキャルピング手法などで使う短い1分足やティックレベルにおいて、より精密な検証を行いたい場合には、TickDataSuite(TDS)などの専用ツールを導入すべきです。
先ほどお話しした通り、このあたりのブローカーの仕組みやデータ精度の詳しい話に関しては、別途専用の動画を作成していきます。
■ 複数の時間枠(マルチタイム分析)とカスタムチャート機能
当然、上位足と下位足を同時に動かす「マルチタイムフレーム(MTF)分析」が可能です。それだけでなく、MT4が標準で用意している時間足(1分、5分、1時間など)にプラスして、カスタムで「2分足」や「10秒足」、さらには「練行(レンコ)チャート」や「ティックチャート」を自由に表示させることができます。これだけの時間足や特殊チャートが作れれば、一般的な手法の検証で困ることはまずありません。
そういえば、私がこのForex Simulatorという検証ツールを見つけたきっかけは、ボブ・ボルマンの著名な書籍『FXスキャルピング』を買ったことでした。「本に書かれている70ティックチャートをMT4で表示させるにはどうすればいいか」と頭を悩ませて探していた時に、このソフトに行き着いた記憶があります。もともとは、リアルタイムで動いているライブチャート上にティックのローソク足を表示したくて、この開発元のMT4用ティックチャートインジケーターをダウンロードしたのが全ての始まりでした。
■ 組み込みの経済指標カレンダーの重要性
本ツールには、当時の経済指標カレンダーが組み込まれています。これも過去検証を行う上で非常に重要な要素です。
実際のリアルトレードにおいて、重要な経済指標発表のド真ん中のタイミングでわざわざ新規エントリーをする人は少ないと思います。数日〜数週間ポジションを持つスイングトレードであれば指標発表の一時的なスパイク(急変動)はそれほど気にしないかもしれませんが、時間軸がデイトレードや、それ以下のスキャルピングなどを行うトレーダーであれば、通常は重要な経済指標発表の時間は避けて立ち回るはずです。
バックテストをしていて、「なぜか解らないけれど急激に価格が動いて勝った、あるいは負けた」という場合、それが実際の現場で予期できたことなのかどうかが分からないと検証の意味が薄れてしまいます。突発的な大事件や事故、予定外の要人発言はともかくとして、あらかじめスケジュールが分かっている「経済指標」は最初から排除できる要因です。ですから、指標発表のタイミングを踏まえた上で過去検証を行うほうが、より実践的なデータが得られます。
もう一点、この機能の面白いところは、当時の「経済指標の予測値」と「結果の値」がチャート上に表示されることです。ファンダメンタルズ分析が得意な方(私は極めて苦手ですが)であれば、「事前予測の値に対して結果がこの数値なら、確率的に上へ動きやすい(あるいは下へ動きやすい)」といった相場感を養うことができます。実際に過去のリアルティックを動かすことで、指標発表時にどのような激しい値動きが生じるのかを安全に体感することができます。
■ MT4インジケーターとテンプレートの互換性
MT4に普段入れているインジケーター、テンプレート、描画ツールなどが、そのままほとんど使えるというのが、このForex Simulatorのやはり最大のメリットです。
ただし、公式サイトには以下の注意書きがあります。
「すべての非標準インジケーターがForex Simulatorで正常に機能することを保証することはできません」
つまり、最初からMT4にインストールされている標準のテクニカル指標は動くけれど、それ以外の外部から持ってきた「非標準のカスタムインジケーター」の中には、プログラムの仕様上動かないものがあるということです。
少し専門的な話になりますが、具体的には「オフラインチャート上で正常に動作しない設計になっているもの」や、マルチタイムフレーム(MTF)分析を行うインジケーターで「例えば5分足チャートに表示させているけれど、プログラムの内部計算で15分足や1時間足などの違う時間軸のデータを呼び出して処理させるような複雑なもの」は、シミュレーター内でうまく描画されないことがあります。また、現時点の口座資金や証拠金などを画面に表示させるタイプのインジケーターの場合、テスト中の仮想資金ではなく、現在リアル(またはデモ)で保有している実際のライブ口座の数値が表示されてしまうケースもあります。
さらに、Forex Simulatorは「単一通貨」の検証ツールであるため、インジケーターのプログラム内で検証している通貨以外の別通貨のデータを裏で処理しているようなマルチ通貨タイプのインジケーターも動きません。
他にも動かない要因はいくつかありますが、要するに「実際に自分のインジケーターを入れてみて、個別に動作確認をしてください」ということです。
■ ニューヨーククローズ 5日足チャート
これは検証において極めて重要な項目だと思っています。週のローソク足が「6本」になってしまうブローカーチャートと、綺麗な「5本」で収まるチャートとでは、見え方が全く違ってきます。
週足のローソク足の本数が変われば、当然、日足ベースの移動平均線(MA)の数値もズレてきますし、特に前日の値幅から計算する「ピボット(PIVOT)」の数値などは全く違ったものになってしまいます。世界中の多くのトレーダー、特に莫大な資金を動かすプロが見ているチャートの基準がニューヨーククローズであるならば、検証データもそこに合わせるのは当然だと言えます。販売サイトでも以下のように明記されています。
「多くのトレーダーは、ニューヨークのクローズチャートが外国為替の取引に不可不可欠であると信じています」
この一文を言っている人が具体的にどういった立場の人間かはよく知りませんが、主張としては完全に正しいと思います。
■ 速度の完全な制御とプロの技術の体感
次にチャートの進行速度ですが、実際のライブ相場と同じようなリアルな動きを1秒単位で再現できますし、ティックの秒数や本数単位での調整、ローソク足の確定ごとの進め方など、かなり細かく速度調整が可能です。
例えば、ネット上では有名なプロトレーダーが実際にエントリーした過去のポイント(口座履歴など)を公開しているサイトがあったりします。そういった場合に、その履歴のローソク足までチャートを戻し、「実際にそのプロトレーダーがどのぐらいのスピード感で環境認識をし、エントリー判断を下しているのか」をリアルタイムの速度に落とし込むことで、文字通り体感することができます。
- シミュレーションの保存: 途中で検証を中断しても、いつでもその状態を保存して後から再開できます。(※なお、本ツールに無料のデモ版はありません)
- シミュレーションの巻き戻し: エントリー後に相場がどう動いたかを確認した後、ローソク足を過去に巻き戻して「もしここで別の判断をしていたらどうなっていたか」を再検証できます。
■ リスクベースのポジションサイジング(資金管理)
ポジションサイジング、つまり「資金管理」の自動計算エントリー機能です。投資においていかに資金管理が重要であるかはこのブログでも何回かお話ししてきましたが、一般的なリスク管理の手法として、「総資金に対して常に一定の割合(例えば総資金の2%)を1回の最大損失として自動計算し、エントリーする」という設定が標準で可能です。
さらに、以下の自動ルールをあらゆる取引に個別または組み合わせて適用できます。
- 損切り(ストップロス)と利益確定(テイクプロフィット)の同時発注
- トレーリングストップ(価格の順行に合わせて損切りラインを引き上げる機能)
- 自動ブレイクイーブン(一定以上利益が乗ったら、損切りラインを自動でエントリーと同値に移動させ、負けを無くす設定)
- 保留中の注文(指値・逆指値)に対するOCO注文(片方が約定したらもう片方を自動キャンセルするルール)
さらに、注文テンプレート機能を使用することで、これらの複雑な取引管理設定を保存し、いつでも一瞬でロードして作業を高速化できます。同じ手順を何度も繰り返す無駄な時間を徹底的に省けます。
■ 直感的なビジュアルトレーディングとレポート出力
チャート上にエントリー、損切り、利確のラインが視覚的に表示され、そのラインをマウスで直接ドラッグ&ドロップして移動・設定できるため、発注操作が非常に楽です。注文や決済の詳細なボタン操作方法については、別途マニュアル動画で詳しく解説します。
また、検証結果はMT4の標準的なレポートと同じ様式(HTMLレポート)で出力できるほか、CSVファイルとしてもデータを書き出せます。検証の途中であっても、いつでもそれまでの損益グラフや勝率、プロフィットファクターなどの詳細なスタッツを確認することが可能です。効率よく検証を進めるための「ホットキー(ショートカットキー)」も豊富に用意されています。
■ 無料アップデートと長期的な運用への懸念事項
このソフトの無料アップデート(更新)に関しては、少し事前に頭に入れておくべき懸念事項があります。
基本的に、Forex Simulator側の機能追加などの更新は別として、土台となっている「Windows OS」「.NET Framework」「MQL4(MT4のプログラム言語)」それぞれのアップデートや、サポートサービスの終了、バージョンの更新などによって、Forex Simulatorの動作が急に重くなったり、一時的に動かなくなったりする可能性はゼロではありません。
しかし、これはPC上で動くほぼ全てのアプリケーションソフトウェアというものに宿命としてついて回る問題です。本当に大事なのは、「不具合が起きたときに、販売元が迅速にアップデート対応をしてくれるかどうか」という点です。
その点、この開発会社(Soft4FX)のコンタクトページを見ると、「Soft4FXは2012年に設立されました」との記載があり、かなり古くから運営されていることが分かります。最新情報のログを見ても、機能追加や不具合の修正がかなり頻繁に行われており、過去にはMT4の大幅アップデート(トラブルシューティングのページにある「22. Metatraderの最新のアップデート」に関する問題)が起きた際にも、しっかりと対策パッチが記述・対応されています。この実績から見て、今後も不具合やMT4の仕様変更に対する更新は継続して行われていくと考えて良いと思います。
日本ではまだあまり広く知られていないようですが、海外ではYouTubeに多くの検証動画が上がっており、世界中のトレーダーにかなりタフに使い込まれているシェアの高いソフトです。
動作要件(スペック)
- OS:Windows 7 / 8 / 10 (※Macでは基本動作しません)
- プラットフォーム:インストール済みのMetaTrader 4(※MT5には対応していません)
- メモリ:4GBのRAM以上
- 環境:インターネット接続(高速であるほど良い。過去のティックデータをダウンロードする際に時間がかかる場合があるため)
- 必須コンポーネント:Microsoft .NET Framework 4.5以上
- 推奨:ダウンロードした膨大なティックデータをローカルに保存するための、数GB以上のハードディスクの空き容量
- 推奨:情報を一画面に収めるためのフルHDスクリーン
要件に関する具体的なチェックやインストール手順の詳細は、別記事で詳しく解説します。
■ 他の検証ツール(Forex Testerなど)との決定的な違い
検証ソフトとしては「Forex Tester(フォレックステスター)」が非常に有名です。他にも国内製では「裁量トレード練習君」などがあります。実は私はその2つとも購入して所有していますが、圧倒的に私個人の検証目的においては、こちらのForex Simulatorのほうが優れていると感じたため、他のソフトは一切使わなくなりました。
機能面の違いを挙げると、Forex Testerは「1つの画面(ウィンドウ)の中で時間足をボタン1つで切り替えること」が可能ですが、Forex Simulatorの仕様上、画面内での直接の切り替えはできません(あらかじめマルチタイム用に複数の時間足チャートを開いておく必要があります)。他にも細かな違いはあると思いますが、私はもうForex Testerを全く触っていないため、正直現在の細かい挙動までは分かりません。
Forex Testerには無料のデモバージョンが用意されているようですので、気になる方はそちらを一度ダウンロードして使ってみてください。ただ、私個人の意見としては、「自分が普段リアルで使っているMT4のカスタムインジケーターがそのまま使えない」という時点で、本格的なバックテストツールとしては選択肢から外れると思っています。
「テクニカル分析はMT4標準のインジケーターだけで十分勝負できる」と考えている方や、スイングトレードで大きな時間軸のチャートをじっくりゆっくり検証したいという方には、Forex Testerのほうが向いている場合もあるかもしれません。ただ、その場合であっても、導入にかかるコストパフォーマンスの面を考えれば、Forex Simulatorのほうに軍配が上がると私は考えています。
もう一つの側面として、Forex Testerは世界的なシェアが非常に大きく、日本国内向けのサポート体制や日本語マニュアルが非常に充実しているというメリットがあります。ツールを選ぶ際は、そうしたサポート面の安心感も含めて総合的に判断していただければと思います。
■ ライセンス認証とデモ口座更新時の警告(注意点)
Forex Simulatorはネット経由での「ライセンス認証(アクティベーション)」方式を採用しており、購入時に入力したメールアドレスとアクティベーションコード、そして「MT4の口座番号(アカウント番号)」に紐付けられます。
そのため、MT4がインストールされていてコードさえあれば、どのWindowsパソコンからでも自分の環境を立ち上げられるのが大きなメリットです。 ※ただし、セキュリティが非常に強固なネットワーク環境(会社の社内LANなど)からアクセスする場合、稀にネット経由のアクティベーションに失敗することがあるらしいので、14日間の返金保証期間が切れる前に、購入後は早めにライセンス認証が通るか確認しておくことを強くお勧めします。
同時認証アカウントは2つまで
ここで一つ、仕様について正しく理解しておくべき重要なポイントがあります。本ツールのライセンスは同時に2つのアカウント(口座番号)まで認証が可能です。
同時に2つというのは、「2つのアカウントがライセンス認証された状態のまま、3つ目の新しいアカウントを認証することはできない」という意味です。決して、一度2つの口座を登録してしまったら、二度と他の口座番号で使えなくなるわけではありません。
具体的には、データのダウンロード等で利用する「Dukascopyのデモ口座」などは使用期間(有効期限)が決まっており、数ヶ月が経過するとそのデモアカウント自体が使えなくなります。そうなった場合、新しくデモ口座を作り直す必要が出てきますが、その新しく取得したデモアカウントの口座番号でForex Simulatorにログインしようとすると、画面にエラーではなく「登録数の上限に達しているため認証できません」という警告が表示されます。
これは不具合ではなく仕様ですので、一度専用の管理画面から古い口座番号の登録をクリア(リセット)してあげる必要があります。作業自体は非常に簡単で、およそ5分もあれば終わる手順です。具体的なリセット作業の流れについても、今後の記事で画像付きで詳しく解説します。
■ Forex Simulatorを導入する最大のメリット
① 実績あるトレーダーのエントリーポイントを完全再現
ネット上には、一貫した成績を収めているトレーダーが自身の取引履歴やエントリーポイントの口座キャプチャを公開しているサイトがあります。 その具体的なエントリー日時をForex Simulatorに打ち込んでチャートをその瞬間まで戻し、上位足から下位足へマルチタイムフレームで詳細に検証していくことで、「なぜそのプロがそこで入ったのか」「大口(スマートマネー)がどの流動性(ストップ)をさらっていったのか」という環境認識の根拠を、1ティック単位で明確に丸裸にすることができます。
② エントリー瞬間の「体感スピード」と判断速度の訓練
スイングトレードは別として、1分足や5分足を主軸にするデイトレードやスキャルピングにおいては、エントリー時の判断速度が命になります。過去チャート上で「あらかじめエントリーポイントに印をつけておき、ローソク足を過去に戻してからリアルタイムと同じ速度でチャートを動かす」という練習を繰り返すことで、実際の現場でプロが味わっているエントリーの瞬間の体感スピードや、インジケーターがどう動いた瞬間に判断を下しているのかという感覚を、ノーリスクで何度も擬似体験することができます。
■ 最後に:購入を検討されている方へ
ここまで色々とForex Simulatorの魅力的な解説をしてきましたが、「これだけ良いものなら、今すぐ買おう!」と焦って衝動買いはしないでください。公式サイトにも以下のように強く推奨されています。
「購入する前に、ご自身のお気に入りのインジケーターを使用して、シミュレーターのデモバージョン(※インジケーター動作確認用のテスト環境)で動作検証することを強くお勧めします。すべての標準MT4インジケーターは正常に機能しますが、すべてのカスタムインジケーターが正しく動作するわけではありません」
と書かれている通り、あなたがいまメインで使っているお気に入りのカスタムインジケーターが、この検証環境で100%動くとは限りません。カスタムインジケーターの既知の不具合や、動かない場合の具体的な回避策については、サイト内の「トラブルシューティング」のセクションにまとめてありますので、まずはそちらを必ずご一読ください。
気になる価格は「99ドル(日本円で約1万円〜1万数千円ほど)」の一回切り(買い切り)です。 ちなみに、競合のForex Testerなどで毎月更新される高精度なティックデータ(有料データ配信サービス)を継続購入する場合の費用と比較すると、Forex Simulatorは高品質な過去データを実質無料でダウンロードし続けられるため、コスト面におけるアドバンテージは圧倒的です。
なぜ、これほど優れたツールが日本で普及していないのか?
理由は単純で、「マニュアルからサポートにいたるまで、すべて英語だから」です。実際、開発元に「日本語の翻訳マニュアルや日本語対応の予定はないのか」とメールで直接問い合わせてみたのですが、「現在のところそのような予定はない」という回答でした。
